貿易アドバイザー試験の概要

資格

こんにちは、こばです。

貿易エキスパートの資格、AIBA認定貿易アドバイザー試験。
いろいろ質問や疑問があるかと思います。

「気になるけどいつ試験してるの?いくらかかるの?どんな試験なの?二次試験って何?」

こういった疑問を解消すべく、今回は貿易アドバイザー試験の概要に関して、ホームページを参考にまとめていきます。

貿易アドバイザーになるメリットに関しては前回の記事を見てください。

いつ、どこで、誰が試験を受けられるの?

試験はいつやるの?

貿易アドバイザー試験は年に一回のみです。
一次試験は11月の後半ごろ、二次試験は翌年の1月後半ごろです。

2019年度試験は次の日程で行われました。
一次試験:2019年11月23日(土)
二次試験:2020年1月後半

貿易アドバイザー試験は難易度が高いと言われています。
テストそのものの難易度も高いのですが、年に一回しか受験チャンスがないことでより難易度が高くなっています。
今年、合格点を取れなければ、さらに一年頑張らないといけません。
場合によっては数年かかることもあるので、心が折れないようにしないといけませんね。

どこで試験が受けられるの?

2019年度の試験では次の場所で行われました。

一次試験:東京、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌
二次試験:東京、大阪

以前は仙台でも行われていたようですが、2019年度は仙台会場は中止になりました。

誰でも受験できるの?

残念ながら誰でも受験できるわけではありません。
受験資格があります。

原則3年以上の国際ビジネス関連業務経験を有する方

新卒で貿易を始めたての方が受けようと思っても、受験できない可能性があるので注意が必要です。
貿易の知識を測るのではなく、貿易をアドバイスする能力を測る試験のため、実務経験が重視されているようです。

試験の内容

テストの内容は難しいの?二次試験の論文って何書くの?

貿易アドバイザー試験は、貿易の資格の最難関試験です。
そのため、難易度は高いです。

参考までに、貿易実務検定のA級を受ける人が同時受験を考える程度です。

また、貿易アドバイザー試験の特徴は二次試験の論文面接です。
一次試験は普通の筆記試験です。

一次試験の合格者に合格通知が送られる際に、二次試験の論文の課題も伝えられます。
いくつかテーマを与えられて、その中から一つ選んで記述をします。
論文は指定日までに郵送します。

二次試験の面接で論文に関する質問も出ていますので、力を入れて書いた方がいいと思います。

一次試験の内容ってどんなの?

前後しましたが、一次試験は筆記試験です。
範囲は貿易英語貿易実務国際マーケティングに関しての知識が問われます。

多くが選択肢から選ぶタイプの問題ですが、英語では英作文も出題されています。
僕が受けたときは、書類の作成に関する問題は出ませんでした。

貿易アドバイザー試験の「試験の概要」によると、次のような内容が問われます。

【貿易英語】

1.国際ビジネスコミュニケーション
 ①時事英語 
 ②英文ビジネス通信文の作成

2.国際ビジネス関連文書の作成と運用
 ①取引の創設に関する文書 
 ②売買条件・発注に関する文書
 ③銀行取引・代金決済に関する文書 
 ④運送と保険に関する文書
 ⑤契約書 
 ⑥契約の不履行・クレームに関する文書
 ⑦その他国際ビジネス関連文書

【貿易実務】

1.貿易実務一般
 ①市場調査 
 ②貿易取引の国際ルール 
 ③契約の締結と基本条項
 ④貿易管理制度と関連法規 
 ⑤取引慣行とトラブル対策 
 ⑥貿易業務の電子化
 ⑦貿易保険および各種保険 
 ⑧FTA/EPA

2.運輸・通関と貨物保険
 ①輸出入通関 
 ②国際輸送と貨物の受け渡し 
 ③運送書類 
 ④貨物海上保険

3.外国為替と貿易代金決済
 ①外国為替取引 
 ②貿易代金決済 
 ③貿易金融 
 ④商業信用状

【国際マーケティング】

1.企業活動とマーケティング
 ①マーケティングの基本 
 ②市場の選択 
 ③市場の分析 
 ④市場への対応 
 ⑤新しいマーケティングの動向

2.経済のボーダーレス化と企業活動
 ①企業の国際化とマーケティング
 ②グローバル・マーケティング戦略の枠組

3.世界の貿易体制と枠組
4.世界と日本の貿易動向と施策

見ての通りかなり幅広く出題されています。
そのため、自分の業務に関する知識のみ詳しくても合格点に届きません。
受けごたえのある試験なので、テスト対策はしっかりすることをお勧めします。

申込方法

試験の申し込み方法は?

ここまでを踏まえて「受けてみたいな」と思われた方、ぜひ頑張って受けてください。

受験される場合、試験の申し込みは余裕を持って行ってください。
思いの外、時間がかかるので注意が必要です。

ちなみに、2019年の試験の申し込み期間は次の通りでした。

2019年9月1日〜11月13日

2019年度の試験はオンラインでの申し込みができませんでした。
受験要綱を取り寄せ、それに同封されている受験申込書を返送することで申し込みを行います。
申し込みに時間がかかる可能性があるので、早めに手続きを行うことをお勧めします。

また、受験の申し込みには写真が2枚必要です。
受験申込書に写真を2枚貼り付けて送付し、そのうちの一部(写真付き)が受験者へ送り返されてきます。
これが受験票になります。

人によっては写真を撮る時間も必要になってきますので、注意してください。

費用

ちなみに、貿易アドバイザー試験の費用は10,000円です。

受験申込書を送付後、振り込みを行います。
貿易アドバイザー協会で入金が確認できれば、受験票が発送されます。

安くはない金額なので、受験の際はしっかり対策をして、準備万端で挑んでください!!!

受験要綱の取り寄せ方

AIBA認定貿易アドバイザー試験の試験概要のページから受験要綱を依頼できます。

  • 我こそは!と思う方
  • 貿易のプロフェッショナルな方
  • 最高峰の資格を取得したい方

ぜひ、試験にチャレンジしてください。
まずは、受験要綱の取り寄せからです!

関連:貿易エキスパートの資格、貿易アドバイザー

こば@貿易屋

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